前回まではホームページの基本的な作り方と、公開の手順を解説してきましたが、この記事では少し段階を上げて「自己紹介ページ作成」について順番に解説していきます。
前回作ったデータは「見出し」と「文章」だけという簡単なページでしたが、今回はそこに「プロフィール画像」を追加していきます。
出来上がる自己紹介のページはこんな感じです。
とその前に
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HTMLを書く
前回までのおさらいも含めて、一から「HTMLコード」を書いていきましょう。
そんなに多くないので、コピペはせずに手入力でやってみましょう。
まずは新しく「profile.html」というファイルを作り、編集画面を開けてください。
まずは大枠となる部分から作るので以下の要素を書いてください。
・DOCTYPE宣言 ⇒ <!DOCTYPE html>
・言語指定 ⇒ <html lang=”ja”></html>
・headタグ ⇒ <head></head>
・bodyタグ ⇒ <body></body>
実際にコードとして記述するとこうなりますね。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head></head> <body></body> </html>
では上のタグから順に埋めていきます。
headタグ
最初は<head>タグですね。
「文字コード」「タイトル」「説明」のタグを追加していきます。
<head> <meta charset="utf-8"> <title>どろがめの自己紹介ページ</title> <meta name="description" content="どろがめの自己紹介ページです。"> </head>
次に<body>タグの内容を埋めます。
「ページの見出し」「プロフィール画像」「各項目の見出し」「内容」を追加していきます。
bodyタグ
最終的な<body>タグの中身は下記になります。
<body> <h1>どろがめの自己紹介ページ</h1> <img src="img/face.png" alt="どろがめのプロフィール画像"> <h2>プロフィール</h2> <p> 出身:東京都<br> 趣味:ゲーム実況<br> 職業:WEBプログラマー<br> </p> <h2>ひとこと</h2> <p> これから自己紹介ページの作り方を解説していきます。<br> 基本的な「HTML」と「CSS」を使ったページになります。<br> 初心者でも分かりやすいように、なるべく噛み砕いて<br> 説明しますので、最後までお付き合いください。 </p> </body>
では順番に解説していきます。
ページの見出し
ページの見出しは前回も解説しましたが、「<h1></h1>」で囲んだ箇所になります。
<h1>どろがめの自己紹介ページ</h1>
プロフィール画像
画像のタグは<img>タグになります。
<img>タグは囲むのではなく、imgタグ内に色々追加で書いていきます。
src=”画像パス”←表示させる画像のパス
alt=”代替テキスト”←この画像は○○ですよ。という画像の説明
<img src="img/face.png" alt="どろがめのプロフィール画像">
src=”img/face.png” というコードについて解説します。
「profile.html」にコードが書かれているので、「profile.html」と同じフォルダ内を基準に読み込みが行われます。
この場合、画像パスは「profile.html」と同じ階層の「img」フォルダ内にある「face.png」という画像を表示させる。
ということになります。
alt=”どろがめのプロフィール画像”について解説します。
「alt」というのは「代替テキスト」の意味を持ちます。
「代替テキスト」というのは、画像パスの指定が間違っていたり、何らかの理由で画像の読み込みが失敗した場合に、代わりに表示させるテキストのことです。
ここには画像の説明を書きましょう。
各項目の見出し
各項目の見出しというのは下記のように<h2></h2>タグで囲んだ箇所になります。
<h2>プロフィール</h2>
見出しというタグで<h1>と使い方は同じですが、どう使い分ければいいのでしょうか。
これは適応される範囲と優先順位で考えてください。
例えばこの自己紹介ページで考えると、わかりやすいです。
<h1>はページ全体の見出し
<h2>は各項目の見出し
つまり、こページは自己紹介のページなのでそのまま
<h1>どろがめの自己紹介ページ</h1>
としています。
これからプロフィールを書きますよー。という見出しなので
<h2>プロフィール</h2>
としています。
そして仮にプロフィールの中でより細かな見出しが必要な場合は、<h3>という流れで見出しを<h2>~<h6>までを階層に分けて使います。
基本的には<h1>はページに対する見出しなので、1ページにつき1つのみ使うようにしてください。
理由は今は細かくは解説しませんが、1つのページに対して何個も見出しがあるとややこしいですよね?
作ったホームページはGoogleが評価しているのですが、その評価を下げる要因になります。
とにかく難しく考えず、単純に<h1>は1つのページに対して1つと覚えておいてください。
プロフィールの内容
次は内容です。プロフィールに関するまとまった文章を書くので以下のように<p></p>タグで囲みます。
<p> 出身:東京都<br> 趣味:ゲーム実況<br> 職業:WEBプログラマー </p>
このあたりも前回説明したとおり、<p>タグはまとまった文章を書くときに使います。
HTMLファイル内で「Enter」を押して改行しても、ホームページ上の表示では改行されません。
ブラウザで見たときに改行する場合は、改行する箇所に<br>を書く必要があります。
ひとことの部分
あとは同じ要領でひとことの箇所を記載していきます。
<h2>ひとこと</h2> <p> これから自己紹介ページの作り方を解説していきます。<br> 基本的な「HTML」と「CSS」を使ったページになります。<br> 初心者でも分かりやすいように、なるべく噛み砕いて<br> 説明しますので、最後までお付き合いください。 </p>
プロフィールと同じく、<h2>タグと<p>タグで構成していきます。
上記でいうと、「ひとこと」という見出しで、「まとまった文章」をこれから作る自己紹介ページの簡易な解説を載せています。
すべてをまとめる
上記のタグを全てまとめます。
HTMLタグの中に<head>タグと<body>タグを書くと下記のようになります。
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="utf-8"> <title>どろがめの自己紹介ページ</title> <meta name="description" content="どろがめの自己紹介ページです。"> </head> <body> <h1>どろがめ</h1> <img src="./img/face.png" alt="どろがめのプロフィール画像"> <h2>プロフィール</h2> <p> 出身:東京都<br> 趣味:ゲーム実況<br> 職業:WEBプログラマー<br> </p> <h2>ひとこと</h2> <p> これから自己紹介ページの作り方を解説していきます。<br> 基本的な「HTML」と「CSS」を使ったページになります。<br> 初心者でも分かりやすいように、なるべく噛み砕いて<br> 説明しますので、最後までお付き合いください。 </p> </body> </html>
表示の確認
ではひとまずHTMLのコードは完成しましたので、何でもいいですが「profile.html」というファイル名で保存してみてください。
保存できたらダブルクリックか、ブラウザを起動してから「ドラッグ&ドロップ」してください。
すると下記のような表示が出来ていることを確認してください。
CSSでデザインを調整する
「画像」と「見出し」と「文章」が表示されましたでしょうか?
ただ、ホームページの一番初めにお見せした完成後のイメージと比べると、画像の形や<h1>と<h2>見出しのデザインが違いますよね?
細かいデザインを変えたい場合は、「CSS」というのを使って「見出し」や「画像」など様々な要素を装飾していきます。
CSSって何?
まずは「CSS」について解説していきます。
覚える必要は全くないですが、まず名前の由来からいくと
「Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)」
の頭文字をとって「CSS」と名付けられました。
「HTML」が構造を記述したファイルに対して、「CSS」はレイアウトやデザインを指定するファイルになります。
コードを書いてみよう
今回この自己紹介のページに対してデザインを調整していきますが、下記にまずは「CSS」のコードを記述していますので、見てみてください。
img{ border-radius: 50%; } h1{ color:white; background:#0093D0; text-align:center; } h2{ border-left: solid 5px #0093D0; padding-left:10px; }
まずは「profile.html」ファイルと同じ階層に「css」フォルダを作ってください。
上記のコードをコピーもしくは記述して、「css」内に「style.css」というファイルで保存してください。
これで「CSS」ファイルは完成です。
それぞれのコードの意味はあとで解説しますので、まずは書いてみましょう。
短いので手書きで記述してみてもいいかと思います。
デザインを反映してみよう
上記のように「CSS」ファイルを作っただけでは実際のデザインに反映されません。
ではどのようにして表示に反映させるかを解説していきます。
基本的に「ブラウザ」はHTMLファイルの内容を表示しています。
なので「HTML」ファイル側で「このCSS」を読み込みます!
というのを指定してあげる必要があります。
先ほどの「HTML」ファイルの<head>タグ内に以下の記述を追加してください。
<!– 以下のCSSファイルを読み込みます。 –>
<link href=”css/style.css” rel=”stylesheet”>
実際のコードは以下のようになります。
<head> <meta charset="utf-8"> <title>どろがめの自己紹介ページ</title> <meta name="description" content="どろがめの自己紹介ページです。"> <!-- 以下のCSSファイルを読み込みます。 --> <link href="css/style.css" rel="stylesheet"> </head>
それぞれを解説していきますと
<!-- 以下のCSSファイルを読み込みます。 -->
これはコメント行といって、「HTML」のコードに関する説明を記述しています。
ブラウザで確認したときには表示はされません。
使い方は「<!–」から始まり「–>」のタグで閉じます。
その範囲内がコメントになります。
HTMLは基本的に英語で記述するので、コードの量が多くなったり、どのタグがどこまでの範囲で囲まれているかなどが、パッと見てわからなくなってしまいがちです。
コメントに関しては必須ではないですが、入れるクセを付けた方が今後の為になります。
久しぶりにコードを編集したり、他の人が触る場合などは、コメントを入れてあげたほうがわかりやすくなるので、コードが多くなってきたり、ややこしい箇所にはコメントを入れるようにしましょう。
今回は短いので入れる必要はありませんが、使い方だけ説明しました。
次は実際に「CSS」を読み込むコードです。
<link href="css/style.css" rel="stylesheet">
これに関して覚えるところは、href=”css/style.css”という箇所のみでOKです。
この””内で囲った部分が「読み込む対象のファイル」なります。
「css」フォルダ内の「style.css」ファイルをスタイルシートとして読み込んでください。という意味です。
他の「link 」や「rel=”stylesheet”」という箇所は、こういう風に書くんだという認識だけ持っておいてください。
表示確認してみよう
「HTML」と「CSS」ファイルを保存したら、再度「profile.html」ファイルをブラウザで表示確認してみましょう。
ではここまで、「HTML」+「CSS」の仕組みを解説しました。
「HTML」はホームページの構造
「CSS」はデザイン
という構図は理解できましたでしょうか?
次の記事では「CSS」内に書かれているコードの意味をそれぞれ解説していきます。