SEになるには?

SEになるには?【現役エンジニアが筋道を解説】

悩める人
SE(システムエンジニア)になりたいけど、何をどうすればいいの?
どろがめどろがめ
かなりざっくりした質問だね。笑
では、未経験の人はどうやったらエンジニアになれるのか解説していくよ。

この記事では未経験からどうやったらSE(システムエンジニア)になれるのか、どのような事に気を付けるべきなのかを解説していきます。

未経験からエンジニアになれるの?

結論からいうと「確実になれます。」

エンジニア業界というのは現在、深刻な人材不足です。
企業側が優秀なエンジニアを求めて、あの手この手で人材確保に走っていて
経験豊富なエンジニアはもちろん、まだ経験の浅いエンジニアでもしっかりと育てて
活躍して欲しという企業が増えています。

AIや自動化の研究が急速に進められているのもあり、全世界で求められている職業です。
しかも今後10年は人材不足が加速し続ける。といわれています。

なので、今から勉強してエンジニアになるという事は、将来性を考えるととても良い選択です。
最近では、未経験からエンジニアになるためのプログラミングスクールや、
別業種からの転職に関して強い転職エージェントも増えてきているので、よりハードルは低くなりつつあります。

エンジニアのいいところ

メリット

エンジニアは他の職種に比べてどういうメリットがあるのかを紹介していきます。

エンジニアのメリット

・今後求められ続ける
・キャリアアップしやすい
・平均的に高収入
・資格がいらない

・達成感

それぞれのメリットに関して解説していきます。

今後求められ続ける

AIの発達により単純作業などの仕事は奪われていくだろうと、言われています。
確かにレジは無人化、工場などの作業や検品、お問合せなどもAIが処理している事も多くなってきました。
逆にエンジニアはそのAI自体を開発、テストを行うのでますます需要が高まってきます。

また、5Gの普及によりIOT(製品のネットワーク化)を利用した製品やサービスも開発が進められていきます。
なので、そういったシステムを創り出して、管理することができるエンジニアは今後も重宝されることは確実です。

キャリアアップしやすい

プログラミングは世界共通のスキルなので、日本の企業でスキルを上げたとしても、その技術は海外でも通用します。
英語さえできれば、3年ほどプログラミングスキルを鍛えて、いきなり外資系海外で働くということもそこまで難しくありません。

事実、優秀なエンジニアはどんどん海外に進出していっているので、日本のエンジニアが足りないという現状もあります。
現状では日本はエンジニアに対する評価が低いといわれていて、平均年収も海外の方が圧倒的に高いです。
アメリカのシリコンバレーでは優秀なエンジニアだと年収が3000万円を超えたりします。

その現状を知っている人は自分の市場価値を高める為に、スキルを磨いた後、よりよい職場へ転職し待遇や年収を上げています。
プログラミングはどの会社でも共通の技術なので、違う会社へ行ったとしても、即戦力で活躍できます。
なので、しっかり自分の技術をアピールできれば、今の職場よりも高い給料で転職できる業界なのです。

平均的に高収入

これは上記で説明したキャリアアップしやすい理由とも直結するのですが、
優秀なエンジニアに対しては年収などの待遇を上げなければすぐに
他の好条件の所へ行ってしまうので、会社としても評価しないと損になります。

10年前に比べても、待遇面や収入面でもかなり改善されてきています。
むしろエンジニアに対して評価しない会社は今後人材確保ができなくなり、
自社製品やサービスの開発が出来なくなり会社が立ちいかなくなります。

ので業界全体としても、収入面に関しては上がっていく傾向になります。

資格がいらない

高収入なのに資格がいらないというのがエンジニアの良い所です。

例えば、一般的に高収入といわれる職業が
先生(教頭や校長)、看護師、医者、弁護士、会計士、パイロットですが
これらはこの職に就くための最低条件として国家資格を取得する必要があります。

大学に行き、資格取得に何年もの時間を費やして、そこから実務経験を積んだり
と今から目指すには途方もない労力とお金がいります。

それと比較すると、エンジニアは資格が必要となる場面はあまりないです。
医療系電気機械関連の開発エンジニアとかだと専門知識や資格が必要となる事はありますが
基本的には技術力さえあれば、学歴や資格は関係なく活躍できるのがエンジニアです。

むしろ取りたい資格があれば、会社負担で取らせてくれる企業も多いです。

しかし、その分IT業界は日進月歩なので常に勉強の姿勢をなくしてはいけません。
常に新しい方法や知識を学び、それを業務に活用するという働き方が求められています。

達成感

製品やサービスを開発し、リリースできると、とりあず問題が出ない間は自分の元から離れます。
苦労した分達成感もひとしおです。何回も修正して、やっと納品に漕ぎ着けた時の感動はなかなか味わえるものではありません。

ただ異常にに修正が多い案件だと、終わった実感が無くて、納品後も半信半疑のときもありますが、一旦は肩の荷が下ります。

これを繰り返すことにより、成功体験を重ねることができ、成長プラス問題を解決し、課題を達成する能力が磨かれていきます。

エンジニアのデメリット

デメリット

どんな業界でも当然メリットデメリットがあります。それはエンジニアも例外ではありません。
デメリットも知っておきたい!という人に向けてエンジニアのデメリットに関しても解説していきます。

エンジニアのデメリット

・常に勉強しなければならない
・納品間近だと鬼の忙しさ
・運用後の緊張感
・ストレスがたまり易い

常に勉強しなければならない

これはメリットの部分でも少し触れましたが、プログラミング技術やフレームワークセキュリティに関してはかなり早い速度で進化し続けています。

その速度に合わせて自分も新しい知識と技術を上げて、常にスキルアップしていかないと、周りに取り残されてしまいます。

一度作ったシステムは、汎用的であれば使い回しが聞くので、開発件数が増えれば増えるほど、使いまわし出来るので、今後の開発効率も良くなりますが、その分ブラッシュアップして常に改善を重ねる必要があります。

それをデメリットと取るか、成長し続けることが出来るとポジティブに捕らえるかは人それぞれですが、「現状維持では日々後退」していく業界と言えます。

納品間近だと鬼の忙しさ

基本的には一つのプロジェクトは納期が決まっています。それに向けて工数を設定してスケジュールに沿って開発を進めていきます。

ただ、最初は計画的に進めていったとしても、イレギュラー割り込みの仕事などで、最初の見積もりよりズレることはしょっちゅうあります。

途中修正できればいいのですが、納品日が近づいてくると、何とか間に合わせるために長時間残業もやむなしという状況に陥ります。

運用後の緊張感

サービス開発はある程度のイレギュラーを想定してシステムを作ることになります。
開発完了後には当然、操作をして異常が起きないかテストを行います。

しかし、テスト段階では問題がでなかったのに、運用してからエラーや問題が起きることは、高い確率で起こり得ます。

Webサービスではサーバーの負荷や実際のユーザーの行動など、様々な想定外の事で、サーバーダウンなどでシステムがストップしてしまうこともあります。

なので、一旦手を離れたプロジェクトでも、保守まで担っていると、何か問題が起これば対応しなければなりませんし、問題部分の修正などをする必要も出てきます。

ストレスがたまり易い

開発中は特に、エラー解消がなかなかできなかったり、思うようにプログラムが動いてくれなくて原因を探ったりと、スムーズに仕事を進めることができない事も良くあります。

そういう時は、途方も無い作業で永遠に感じてしまうこともあるので、ストレスと隣り合わせの仕事になってしまいがちです。

また、仕様変更などで一部機能を再度作り直しなどもあったりするので、労力が無駄になってしまうことも、わりかしあります。
心に余裕を持って仕事できるような、セルフコントロール能力が必須になります。

エンジニアへのロードマップ

エンジニアへのロードマップ

ここからはエンジニアになるためのおススメのロードマップを解説していきます。

1.関わりたい業種を決めよう

エンジニアにも色々な役割があります。
知識を深めると選択肢が増えるので、最初からガチガチに進路を決める必要は無いですが、
どういう仕事に携わりたいのかという所はざっくりとでも決めておいた方がいいです。

それによって学ぶべき言語予備知識も変わってきます。

分野と必要なスキル

・銀行系や鉄道系、金融系などの大規模開発
 ⇒Java、VB.NET

・WEBサービスやクラウドなどのアプリやコンテンツ開発
 ⇒PHP、Ruby、Kotlin、Javascript

・ネット環境やサーバーなどのインフラを保守・管理
 ⇒Bash、Linux、サーバー知識、セキュリティ

・ゲームを作りたい
 ⇒C#、C++

・AIやビッグデータの分析
 ⇒Python、R言語

・ロボットや家電などのハード、機械などの組み込み
 ⇒C言語、Python、アセンブリ

※上記はあくまで主に使われているというだけであり、アプリ開発に「Python」が使われたり、
 組み込みで「Java」が使われたりする事は普通にあります。

2.スクールを受講しよう

上記で大体の進む指針を決めたら、実現に向けてスキルアップできそうな
スクールを受講しましょう。

スクールによって、教材か実際に授業としてカリキュラムがあるのかによって違います。
また内容により金額も変わってきます。

この辺りは自分の今の環境を元に選択しましょう。

現在就業中で日中の活動ができない場合は、土日の講座もしくは在宅でできる教材にする。
ある程度平日休みがある人や、時間がとれる人は、短期集中で学べるコースにする。などです。

あまりおススメできないのが、教材を買って自分のペースで進めていく形です。
これだと、忙しくてそのままやらない状態が続いたり、分からないときに的確なアドバイスが
受けれなかったりする
ので、しっかりとやり通すという事を重要視してください。

なので、以下の要件が満たされているスクールであれば大丈夫でしょう。

スクールの最低条件

・現役のエンジニアが講師
 ⇒リアルな今の現場の技術を教えてくれる。

・サポートがしっかりしている。(質問できる環境)
 ⇒疑問をすぐ消化して、次に進める

・SNSなどで受講者が頻繁にアウトプットしている
 ⇒評判がいいと質も高い傾向、意識が高い生徒と情報交換し合える

個人的にお勧めなのが、「プログラミングスクール+就職支援サービス」が一緒になった「GEEK JOB」などのサービスです。

これは、「 GEEK JOB 」が採用企業から報酬を得ることができるので、徹底的な転職に特化した転職支援サービスで、しかも「受講料」が全て無料なので、かなりお勧めです。

3.未経験OKなエンジニアに応募しよう

求人サイトを探すと、未経験から応募可能な企業も多くあります。

未経験だと「新卒」のイメージがありますが、今から転職を考えている人向けのしかも業務未経験でも応募可能な企業も探せば結構出てきます。

エンジニアでも未経験OKの案件が多い求人サイトを以下に記載しておきますので、こちらは自分のスキルを登録し、条件に沿って探すorマッチした企業をメールなどでお知らせしてくれますので、とにかく一度見てみることをお勧めします。

私の場合は、「紹介予定派遣⇒正社員」というステップで現在正社員のエンジニアとして働くことができました。

最初は高い時給で働きながら、最長でも6ヶ月以内正社員のエンジニアとして働くことができるので、この道だとスムーズにエンジニアになりやすいです。

ITスタッフィング

ITスタッフィング 」は言わずと知れた「リクルート」が運営する、 IT・エンジニア職に特化した派遣の一般派遣サービスです。
超大手ならではのパイプで求人数は圧倒的な数なので、未経験OKなどの条件に合った求人も探し易いです。

「リクルートITスタッフィング」

ITスタッフィング 」 ではこのような案件が多くあります。

「パーソルテクノロジースタッフ」

パーソルテクノロジースタッフ」ここも老舗のエンジニア専門の派遣・転職サービスです。
案件の数もさることながら、高単価の案件や未経験OKの求人など、幅広い条件で探すことができます。

「エンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」 パーソルテクノロジースタッフ(旧 インテリジェンスの派遣)

パーソルはこのような未経験OKで紹介予定派遣が多くあります。

上記2つのサイトのお勧めポイントとしては

両サイトのおすすめポイント

◎案件数が多いから、未経験OKな求人も探しやすい
◎時給1800円~2500円以上、時短、サービス残業無など案件多数
◎登録時の対応満足度が高い
◎徹底したフォロー&バックアップ体制
◎紹介予定派遣など、正社員へのサポートも手厚い

一度登録して自分の条件に合った求人を探して応募してみましょう。
エンジニアへの道はまずはそこから始まります!

経歴書は具体的に

エンジニアの転職は特にこれまでの「経歴」を重視されます。
未経験の場合は実務経験がないので、これまで勉強してきた言語についてや、これから活かす事ができるスキルをできるだけ細かく書きましょう。

必要事項を記入するだけでは、当然経験者には負けてしまいます。
そこで担当者の目に留まるように、いかに意欲的な姿勢と、自分が持っているポテンシャルアピールできるかが大事になってきます。

その他の記入欄に、

「未経験ですがよろしくお願いします。」

と書くだけなのか

「エンジニアとしては実務経験はありませんが、○○というスクールでPHPとJavascriptを使って、御社サービスに近いコンテンツを制作しました。また、クラウドソーシングや知り合いの店舗のWebサイトを作成した経験がございます。御社で採用されていますLaravelのフレームワークを使ったポータルサイトも開発中です。」

みたいな文面があると明らかに後者の方がやる気将来性を感じます。
そして、今まで経験したキャリアから活かす事ができる点も記載するとさらにポイントは高くなります。

前職は「営業」でお客様の要望をより正確に聞き取り、求められている物を正確に提案する力が常に求められていました。
常にチーム内でPDCAを回しながら、「アプローチ、契約、フォロー」までのフローを作成し、改善を重ねて、常に月間30件以上の契約を獲得していました。

こういうアピールがあると、将来は「マネージャー」になれる素質があるな、とかフロー作成ができるなら「設計書」教育すれば書けるようになるな。という構想を立ててもらうこともできます。

未経験なら未経験なりの戦い方がありますので、しっかりと自分の情報を相手に伝えることが、めちゃくちゃ重要になってきますので、このあたりは面倒と思わず徹底して書き込んでください。

面接や面談で気をつけるポイント

これは当たり前ですが、常に笑顔で受け答えしましょう。
そして、家を出てから出会う全ての人が面接官だと思って接しましょう。

結構いるのが転職エージェントの人には本音でぶっちゃけて、就業先のひとにだけ丁寧に対応するというパターンです。

30歳でエンジニアに転職できた過程【ブランク8年】 」の記事でも細かく書きましたが、派遣の場合エージェントの担当さんが、こちらに適正があるか判断して派遣してくれるので、まずはその担当さんに自分をアピールしましょう。

https://uranai-cube.sakura.ne.jp/dorogame/engineer-rejob/

まとめ

人材不足質の高いスクールが増えたことにより、エンジニアの単価上がってきています。
それによって未経験からエンジニアになりたい人もかなり増えてきています。

なので、キャリアチェンジとして「将来性」「収入」などを考えたときはエンジニアという職業の未来はとても明るいものとなっています。

ただ、これからその分技術力水準が高くなってきています。
ある程度のスキルがあってしかるべきで、採用を判断するのはそれに付随した「コミュニケーション能力」やスケジュールなどの「管理能力」になってきます。

なので、未経験者が経験を得るにはまずは単価の低い案件に応募するか、現役エンジニアに負けない魅力をアピールすることになります。

前者でまずは実力を磨いてから、転職する選択肢もありますし、後者だとハードルは高いですが今後、技術力がついた時に高い評価を受けたり、さらなるキャリアアップが見込めます。

どの業界でもそうですが、自分の可能性を信じて少し上を見ながら挑戦し続ける姿勢を大切にして行動するようにしましょう。

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