たびたびネット上で話題に上がる、WEBエンジニアの将来像についての記事です。WEBエンジニアって将来稼げなくなるの?Webエンジニアの需要はなくならないの?などのWEBエンジニアの疑問に関してここで徹底的に解説していきます。
本当に将来性がないの?
もういきなり結論になってしまいますが、将来性はありまくりです!!
色々なエンジニアがいますが、Webエンジニアに関しては今後需要も増え続けていきますし、人材不足による単価上昇も今後は起こり続けていくでしょう。
ではなぜ将来性があるのかという理由が以下に挙げています。
・IT業界の伸び率が凄い
・アプリ・クラウドサービスの普及
・IoTの需要が増加
・5Gの到来でさらに加速
・需要はあるのに人材不足
というように上げたらもっとたくさん出てきますが、これだけでも十分な理由になるでしょう。
将来性があるエンジニア種別
では、 具体的にどのようなWebエンジニアが今後需要が伸び続けていくのかを解説していきます。
アプリケーション開発
アプリケーション開発とは、その名の通りアプリケーションを開発するエンジニアのことです。
具体的には以下のようなソフト開発で分けられています。
・業務アプリエンジニア
・Webアプリエンジニア
・スマホアプリエンジニア
それぞれの違いを解説していきます。
業務アプリエンジニアについて
業務アプリとは、顧客管理ソフトや在庫管理ソフトなど、企業が業務上で使用するアプリケーションソフトの開発です。
基本的には社内ネットワークで繋がっているクローズドなアプリケーションが多いです。
これらはクライアントから受注をし、その会社に合わせて開発する場合もありますし、社内で使う管理ソフトやパッケージのソフトとして開発する場合もあります。
Webアプリエンジニア について
Web上で稼動するアプリケーションソフトです。
広い枠組みでとらえると、googleなどの検索システムや食べログなどのポータルサイトもWebアプリととらえられます。最近ではクラウドアプリと呼ばれるアプリも主流になりつつありますね。
クラウドアプリというのは、ブラウザ上などでも操作できるアプリケーションの事です。
従来は自分のPCにインストールしないと使えませんでしたが、クラウドアプリの場合はブラウザさえあれば稼動します。
具体的な例でいくと、googleのスプレッドシートや、Adobeソフトなんかも自身の環境をインストールしなくても、ブラウザ上で動くようになってきています。
スマホアプリエンジニア について
これはご周知の通りなので、あまり深くは説明しませんが、スマホ内にあるアプリの開発になります。
今まではアプリを作るのは大手企業ばかりでしたが、昨今では中小企業はては小さな飲食店ですらもポイントがたまるアプリなどを個別に作成し、リピート獲得に役立てています。
スマホアプリに関しては用途は幅広く、ゲームアプリから日常で使える家計簿アプリだったり、音楽や動画の編集ができるアプリだったりと幅広いです。
今や大企業でなくても、アプリ開発を依頼する時代です。
顧客の獲得や新たな販路拡大にアプリを使ったり、アプリ自体の広告収入や販売利益で伸びてきている企業や個人まで出ているので、今後はますます需要が見込まれます。
また、自動車や家電といった日常に欠かせないものと連動させることで、より利用用途が広がり可能性も広がっていくこととなるでしょう。
フロントエンジニアだけだと厳しい?
フロントエンジニアとは、見た目やUI(ユーザビリティ)を構築するエンジニアのことで
データベースを扱ったり、システムの制御を行ったりは基本的にはしません。
言語に関しては
フロントエンジニア⇒HTML・CSS・Javascript
バックエンドエンジニア⇒PHP・DB(MySQLなど)・Ruby
というのが主な認識になります。
バックエンジニアはサーバーサイドエンジニアなどとも呼ばれて、サーバー側で処理するプログラムを開発したり、セキュリティやデータベースの知識も必要です。
それに対して、フロントエンジニアは見た目のデザインや動きの開発になります。
使いやすさやユーザーの行動心理などの知識が必要となってきます。
見た目のデザインといっても、フォントやイラスト、レイアウトはWebデザイナーがPhotoShopなどで行い、エンジニアはそのデザインに沿って、HTMLやCSSを構築し、JavaScriptなどで動きを出していくというフローが一般的です。
システムの内容によっては、Ajaxなどを使ってJavascript上でデータベースを操作したりと言う必要もあるので、ある程度バックエンドの言語知識なども必要になってきます。
今ではCSSのフレームワークだけでなく、Vue.jsなどのJavascriptのフレームワークも企業で採用されることが増えてきています。
この記事のテーマでWebエンジニアの将来性が低いと議論になることが多いのは、このあたりの役割の幅がどこまで担当するかによってかなり変わります。
今のところ上記のサーバーサイドの知識やフレームワークの経験が豊富なエンジニアに関しては、まだまだ需要は見込まれます。
ここでいう将来性が低いWebエンジニアというのは、HTML・CSS・Javascriptなどの基本的な言語しか触れないエンジニアのことになります。
将来性が低いというよりも、現在は様々なスクールが出来てきており、プログラミングを学びたいという人が昔に比べてかなり増えてきています。
そういった人達が一番初めに学ぶのが、この「HTML・CSS・Javascript」のスキルセットです。
まだまだ人材不足なのでこの3つの言語をある程度までコーディングできる能力があれば需要がありますが、今後この3つはスタンダードな技術としてできて当たりまえという所までくる可能性があるので、この初期段階でみんなが学習する言語だけだと今後生き残っていくのは厳しいとされます。
また、フリーでするにしてもバックエンドの言語(PHPやRuby)と比較してもやはり単価がフロントエンドだけだと単価が低くなりがちです。
このあたりが、Webエンジニアの将来性が低いと言われがちな所以ですが、
フレームワークなどの知識があれば、俄然需要と単価は高まりますし、常に自分のスキルや技術を高めていくことで、求められ続けるWebエンジニアとして活躍できるでしょう。
収入の違い
フロントエンジニアとバックエンジニアとではどれくらい収入が違うのでしょうか?
フロントエンジニア
単価は~35万円と設定されています。
バックエンドエンジニア
こちらは~60万円に設定されています。
比較すると…
実際のスキルや経験年数など色々な条件を加味されるので、上記だけでは判断できませんがやはり大まかなくくりとしてフロントエンジニアよりもバックエンドエンジニアの方が高単価案件が多いとでています。
上記はレバテックフリーランスというフリーランスエージェントの中では最大手のサイトになりますので、フリーランスエンジニアになりたい、もしくは視野にいれている。そんな方は一度単価がどれくらいなのかを登録してみて色々と見るだけでも今後のためになるかと思います。
Webエンジニアの働き方
Webエンジニアは特に他のエンジニアに比べて技術革新が著しい業界ともいえます。
過去に最新だった技術も、1年も経てばトレンドではなくなり、需要が減っていくなんてこともよくある話です。
いかに自分の技術を磨きながら、新しい言語、フレームワークなどをキャッチアップしながら、スキルを常に上昇させ続ける意欲が必要になります。
その向上心さえあれば、常に最前線のエンジニアとして活動できますし、リモートや高待遇の職場で働き続けることもできます。
フリーになれば倍以上の年収に上げることも難しくはありません。
結論として
まとめてしまうと、Webエンジニアに将来性がないのではなく、一辺倒で限られたスキルしかありません。というエンジニアはやがて淘汰されて仕事が途絶えていく可能性が大きいです。
なので、常に新しい技術を会得できないWebエンジニアは将来は期待できないでしょう。
ですが、逆に常に新しい技術を求めて、成長していけるWebエンジニアに関しては、恐ろしいほど将来性がある業界というのはまず間違いないでしょう。